i

「見えるもの」から見る「見えないもの」

東洋医学(中国医学)を学び続けるのは、それらの奥深さはもちろんのこと、

様々なものを包括する「やさしさ」とも呼べるような部分に惹かれ続けているのではないだろうか。

付き合いの長い知人に言わせれば、

「テルミーの良さは、テルミーにムカついてからしか見えない。」らしいのだが、

それはさておき、

とりあえず極端な自分の性格に、自分自身で長いこと辟易していた私を「それもよし」とある意味「ゆるし」てくれたのは東洋医学の考え方だった。

「偏らない人間はいない。」ただそのワンセンテンスが、私を息苦しさから解放してくれた。

 

東洋医学では「陰陽」という概念がどこまでどこまでもついてまわる。

物事を「陰陽」というカテゴリで分けるが、陰の中には陽があり、陽の中には陰がある。

一つのものの中に、相反するものが共存する。

相反するものを抱えながら、その時々で表面に表すものを変えながら生きている。

物事を一つの面だけでとらえてはいけない。

見えるものだけを見るのではない。

言っていることだけを聴くのではない。

見せていないものは何か?

言っていないことは何か?

それらのほうがずっと大事だ。

ただ、現代人は忙しくて、そこまで見たり、聴いたり、考える余裕はないのかもしれない。

IMG_0819

 

コメントを残す

サブコンテンツ


このページの先頭へ