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【えど(江戸)】〜気苦労は度量を大きくする〜

その人のことは、知っているけど、よくは知らない。
そういうことは、人にしても、物事にしても、よくあることではないでしょうか。
江戸幕府を開いた徳川家康という人物も、知っているけど知らない人物のおひとりです。
昭和25年から書き始められ執筆を終えたのが昭和42年の春という、山岡荘八氏の『徳川家康』(講談社文庫)全26巻を読了しました。
読んでいて、とても切なく、虚しさを覚える、そのような物語だったと個人的には思います。
確かこの本は、会社における中間管理職といわれる立場に身を置くような方は読んだ方がいいのだと聞いた事があるような気がします。
たまたま、山岡荘八氏の『徳川家康』が面白いと教えていただき、購入してみたのが2年くらい前だったでしょうか。
確かに、様々なタイプの人物が登場し、それぞれがどのような思考でどのような行動を起こし、またその結末がどのようであったのかが記されておりました。
どうやっても平和になりそうにない状況でしたが、特攻隊の生き残りであったという著者は、どのような気持ちでこの物語を紡いでいったのでしょうか。
そのように疑問に思いましたが、よくよく読み返せば第1巻のあとがきに書かれておりました。
絶望に向かいあったと。
その中で、どのような環境・条件が整えば、争いのない状況が作っていけるのか考えたと。
徳川家康は、この世に争いのない浄土をつくりたい、女性や幼い子供、弱きものが犠牲にならない、いわば安全を築きたいと心を砕いておりましたが、その心はなかなか理解されなかったように思います。
男の気苦労はその身を太らせると言いますが、彼の肖像画をみるとあの体型は気苦労の賜物だったのかと。
この先の人生において迷いが生じた時には、再度読み返してみるのも良いかもしれないと思います。
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