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【くぎょう(苦行)】〜認知症の第一人者が語る「失われていく確かさ」〜

【くぎょう(苦行)】〜認知症の第一人者が語る「失われていく確かさ」〜
新型コロナウイルスの流行に伴い、強制的に休養をとる事を自身に課してみた。
おそらく、学生時代を除けば、ある程度の日数を休みにする事は初めてに近い。
昨年から引き受けている社団法人の仕事がイレギュラーに入ってきたりして、完全休業ではないものの、読みたかった書籍を読んだり映像を鑑賞する時間が生まれた。
積ん読の一冊の中からは、まずエボラ出血熱について書かれたノンフィクション、リチャード・プレストン著の『ホットゾーン』を読み進めた。
致死率の極めて高いウイルスが都市部に現れた時の状態を描いている書籍は、一時の冷静さと感染症に対する知識を与えてくれる。
それと同時に、ハードディスクに溜め込まれた映像の消費も始める。
なんとなく眺めて消去するものもあれば、残しておかなくてはと思うものもある。
その中のひとつに、認知症のスクリーニングとして有名な「長谷川式簡易知能スケール」の生みの親である長谷川和夫氏の特集、「認知症の第一人者が認知症になった」というものがあった。
映像の中から得られる情報として、おそらく長谷川医師はクリスチャンなのだろうと思いながら、番組の冒頭で認知症の事を「確かさが失われていく」と発言していた彼は、番組の終盤で認知症について問われた際に「余分なものが削ぎ落とされる」、「神様が与えてくれたもの」「上手くできている」と発していた。
そういえば、ここ最近、老いについての書籍を数冊読んだ中で共通している点がある。
それは「宗教」や「信仰」や「祈り」といったものだと感じている。
「確かなもの」とはなんなのだろうか。
ぼんやりと想像するには、各人がそれぞれ積み上げてきたものだろうかと思う。
言い換えれば、それぞれの「当たり前」や「常識」に当てはまるだろうか。
それらを「確かなもの」とすれば、失われたり崩壊する事は、人によっては耐えられるものではないかもしれない。
昨日、WHOが「新型コロナウイルス( COVID-19)はパンデミック(pandemic)として特徴付けられると評価した」というニュースが流れた。
広義の意味の「苦行」の中に現在はあるような気がする。
この「苦行」を、どのように現代の人々はどのように乗り越えていく事になるのだろうか。
ただ、歴史を顧みれば、人間はいろいろあったけど生き残ってきた。
人間は、か弱くも逞しい生き物なのである。
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One Response to “【くぎょう(苦行)】〜認知症の第一人者が語る「失われていく確かさ」〜”

  1. Justin より:

    Hey there 🙂

    Your wordpress site is very sleek – hope you don’t mind me asking what
    theme you’re using? (and don’t mind if I steal it?
    :P)

    I just launched my site –also built in wordpress like yours– but
    the theme slows (!) the site down quite a bit.

    In case you have a minute, you can find it by searching for “royal cbd” on Google (would
    appreciate any feedback) – it’s still in the works.

    Keep up the good work– and hope you all take care of yourself during the coronavirus scare!

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