「我々の生は苦しみと退屈以外のものから成り立っていない」アルトゥール・ショーペンハウアー（1788～1860）

人間は多くの場合、物欲や野心、それに性欲など非理性的な力に左右されている。

しかも、欲望は満たされず、絶えざる欲求不満のために苦しまなければならない。

これに病苦や老衰が加われば、人生の苦しみはますます強められる。

（中略）

ショーペンハウアーは、人生の本来の苦しみが地獄であるとすれば、退屈は暇をもてあます天国であると考え、冒頭の言葉とともに「全ての苦しみを地獄の中に移しかえたら、天国には退屈しか残らないであろう」と言っている。

（一部抜粋）

ショーペンハウアーの処方箋。第一に健康、第二に知性と孤独を愛し、第三に明朗であること。

名言３つ。
「我々の幸福の90パーセントは健康に依存している」

「孤独は全ての卓越した精神の持ち主の運命である」

「他人の意見に多大の価値をおくことは、世間で支配的な誤りである」

（『世界の名言100選ーソクラテスからビル・ゲイツまで』金森誠也・監修　PHP文庫）より

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東洋医学をわかりやすく説明したいと思い、分析をするために哲学を少しずつだが学びはじめた。見たくなかったもの、目をそらしてきたことが言語化されて、逃げ場を失ってしまいそうだ。しかし、言葉に出来ず、もどかしい思いをしていたものが言語化されていたりもして嬉しくもある。

何でもそうだと思うが、まずは全体像を学ばなければ、部分もわからない。東洋医学の理解もまだまだなのに、大丈夫なのか？と思いながらも、これはもう「やるか、やらないかだ」という事で、とりあえずやる。

人によっては、自身に都合の良い部分だけを切り取り、都合の良い解釈をする。と言うこともあるかもしれない。（私もあるかもしれない）しかし、それは避けたい。じたばたとしていることは、何の意味も持たないようにもある。だけど、将来、学びたいという人の役に立てることもあるかもしれない。（役に立てないかもしれないけど）