人と接すること
人は人無しには生きていけない。
一人で生きているようにあっても、そうではない。
むしろ、私は一人で生きているなんて思うことは、傲慢に他ならない。
昔の自分は傲慢そのものでしたが(苦笑)
人間は、まず親がいなくては存在そのものがない。
お腹の中にいる間、そして世の中に現れてから
人の手を借りながら、人と関わりながら成長していく。
食べ物を与えられ、身体という容れ物が育つ。
これを東洋医学では「精」という。
しかし、容れ物だけでは人間と言えるだろうか?
そう、中身が要る。
これを「神」という。
中身はどのようにして育つのか?
それは人との関わり合いから育つ。
これは自分以外の人間と、また自分自身との関わりあいもある。
精と神。
篠原孝市先生は、これをコップの水を例にあげて説明して下さった。
東洋医学は、奥が深く、学習は困難かもしれない。
しかし、困難の向こうに待っているものがある。