なくなってしまうから
寒い時期は不調に陥りやすい。
気温も下がり、体温も下がる。
気血のめぐりが悪くなるとともに、古い怪我などが目を覚ましたりもする。
時には、朝から痺れが起こる事もある。
年齢を重ねれば重ねるほど、外部環境の変化に振り回されるようになる。
若い時は無理がきくので、ついついハードに動きすぎてしまう。
というか、自分の限界もよくわからず、目一杯できる事をやってしまう。
いつまでも高みを目指して登り続けられると思ってしまう。
良い時期だけが続くものだと思い込んでしまう。
人は必ず歳をとり、その肉体はいつか必ず朽ちてしまう。
しかし、その事実を忘れてしまうのが人の常なのだそうだ。
だから、病になると驚き、怯えてしまうのだろう。
人の命というものは、日々失われていくものだとわかっている。
だからこそ、日々を大切に過ごしたいものだ。