【おいる（老いる）】〜やがて皆に訪れるもの〜

最近は「お年寄の言うことは聞いておこう」というスタンスになっているような気がします。

昨今の事情を鑑みれば、自分だっていつどうなるやらわからないということもありますから、先人の色々な経験は学ぶべきかと考えておりまして。

先日、日本のある思想家が自身の「老い」に対する感想や体験を書いた書籍を読んでみました。

個人差というものがありますので、すべての人がこの通りに年齢を重ねていくというわけではないのでしょうが、大変参考になると感じました。

しかし、「日本人の理想の最期は、三世帯同居で、囲まれて死ぬこと」というのは、繁殖期を逃したわたくしにとってはどうやったって無理な話だなと思ったところです。

そうなると、疑似家族のレンタルサービスなどが生まれてきたりするのかもしれません。

VRもあります。

しかし、テクノロジーがあらゆることに対して利便性をはかってくれたとしても、やはり何か空しさが残ります。

日本は古来から、天地自然あらゆるものに神が宿るという思想を持っていました。

そして、個人というものは他者の支えが無くては生きていけないものです。

AIの出現により、あらゆる職業は消滅すると言われておりますが、そんなことはないのではないかと思うわたくしは楽観的でしょうか。

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