生前整理について思うこと
今年の春頃だっただろうか。
ある古医書の表紙が破れていたので、テープで補修をしていた時だった。
ふと思った。
私が死んだら、今まで買い集めた書籍類は、みーんなゴミとして捨てられてしまうんだろうな。と。
そして、数年前のことを思い出した。
勉強会の為に奈良を訪れた際、たまたま入った古本屋に中国関連の書籍が多く売られていたので、店員さんに理由を伺ってみた。
店員さんは、中国関係の研究をされていた大学の先生が亡くなった後に、ご家族が売りに出したのだと仰った。
人はどんどん年齢を重ねて老いていくし、いつか必ず死を迎える。
50歳くらいを境に、出来ていたことが出来なくなるということも増えてくる。
筋肉なんて30代くらいから落ち始める。
しまった。
話がずれてしまった。
私が死んだら、今あるものは全部ゴミになる。
独身アラフォーである私の後始末。
頼むことになるのは、おそらく実家の跡を継いでくれている妹達になってしまうので、とりあえず御葬式代は生命保険でカバー。
これは30歳を迎える前に、ライフプランナーの方と相談して組んでいた。
母達にも、自分が死んだ時には葬儀はせず、火葬場のみで焼いていただければ良く、墓も要らないと話はしている。
(とは言え、スペースもあるし「埋めるとか面倒くさっ!」とか言われて、おとなしく河内家の墓石の下に入れられる事になるだろうけど)
問題は本だ。大量の。
しかも、多分今後も増える。
いや、間違いなく増えるだろう。
私が死んだら、捨てられてしまうかもしれない。
というか、まあ、捨てられるだろうな。
これは仕方ない事だ。
大量の本が処分される時代だ。(ああ、なんて勿体無い)
せめて生きている間に、しっかり有効に使おう。
という事は、その時間を確保するためにどの様に行動するか決める必要がある。
時間を確保するために、何をやらないか判断して、それを実行していかなくてはならない。
結局のところ、
時間の使い方はもちろんの事、色々なものを整理しなさいって話になるんだろうな。