宝くじが当たったら
もうこの世にはいらっしゃらないであろう。
私が、鍼灸の免許をとってから、初めて診た患者さんは
株で大儲けをしてから、あまりの恐怖で全身の筋肉が落ちていくという病を患った方だった。
そして食べても食べても太れなくなった。とも仰っていた。
その時はじめて「人間は感情によって身体もおかしくなる。」という現象を目の当たりにした。
当時は、現在のように治療方針を持ってはいなかった。
とにかく全体治療だという観念だけは持ち合わせていたのと、
学生の頃から免疫力の向上ということでお灸を愛していたので、
六十九難の本治法と、沢田流のお灸でお茶を濁していた。
(っていうか、本治と本治っておかしいし。
これ、今思えば、いかに何も考えていない、何も解っていない、何も知らない、ということがわかる。
昔の患者さん・・・ごめんなさい。そして、・・・ありがとうございました。)
結局、湯治したり、整体に行かれたり、電気治療に行かれたり、病院に行ったり、
ありとあらゆるところへ通い、色んなところでお断りをされるようになり、本州に帰ってしまわれた。
なんで、お会いするのが現在じゃなかったのか・・・。
治療方針のない治療は、恐怖以外のなにものでもないし、
時間とお金を預けて下さる患者さんに対し無責任だ。と私は思う。
とりあえず、
大金が入るとびっくりするようです。
宝くじが当たった方は、ぜひ眞名井鍼灸研究所へお越し下さい。
ご連絡お待ちしております。