みえるものから、みえないものをみる
東洋医学に興味があるとおっしゃる方に、その理由を伺うと「魔法みたいでワクワクする」という感じの答えを耳にする事が多いような気がします。
その中には「神秘性」への憧れのようなものがあるのかもしれません。
「見えないものが見える」とか、本人しか知らないような事を言い当てられるとか、もしかしたら占いに近い感覚かもしれません。
「東洋医学は経験の集積」とよく言われます。
そうかもしれないし、そうではないかもしれません。
ただ、経験の集積は必要だと思いますが、やみくもに経験すれば良いというわけではないとも思います。
何事にも、基本や基礎があるように、東洋医学にも経験を重ねるためのベースになるものがあります。
もしかしたら、神秘性から最も縁遠いものかもしれません。
でも、それはそれでがっかりされてしまうのかもしれません。