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お灸とマインドフルネス

最近、やたらと「マインドフルネス」という言葉を、耳にする機会が増えました。
それだけ、私たちの日々の生活において「ストレス」が与える影響が、深刻化しているということなのでしょうか。
ところで「マインドフルネス」とは何か?
簡単に言ってしまえば、「今」この瞬間の「自分」にしっかり目を向けている。ということ。
今現在の行動に集中している。と、言い換えることも出来ますね。
この「マインドフルネス」には、反対の言葉があります。
それを「マインドワンダリング」といいます。
意味としては、心の迷走状態を表しています。
「心が迷走」といっても、「何だそれ?」ですよね。
 例えば、昔の事や、まだ起きていない未来の事など、あれこれ考えすぎて、頭がいっぱいになった。という経験を、多くの人はした事があるのではないでしょうか。
「気持ちの切り替えがうまくいっていない」状態とも言えますね。
でも、こういう人は多いのではないでしょうか。
そして、それって考え方のクセなんですよね。
そのよくある考え方のクセが、心を蝕み、そして身体も病気にしてしまうとしたら…怖いと思いませんか?
その対処法として位置するのが「マインドフルネス」です。
さて「マインドフルネス」という言葉だけを聞くと、難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実は、とっても簡単です。
なんと、お灸を使って自分ひとりで出来るのです。
とはいえ、まずは一度、ご自身の状態を分析してもらってからの方が良いです。
なぜなら、自分の事ってよくわからないからです。
いえ、それ以前に、分析するための判断基準を持っていないから、自分の事の分析は難しいのです。
だから、自分と自分以外の人間とを比較をすることで、自分のことを測っていくのですが、これがまた曖昧であり、しかもここに余計な感情が混ざってしまうので、ぐちゃぐちゃになります。
よく「枠を外せ」とか、「枠から飛び出せ」とか言いますが、それは「枠」がはっきりしていればこそのことです。
心と身体は、表裏一体。
心が蝕まれれば、身体も病んでいきます。
また、睡眠不足や過労などで、身体がきちんと休めていないと、心も壊れていきます。
身体にいいこと、健康に良い食べ物などの情報は、世の中に多く飛び交っていますが、それらを手にする前に「今の自分」の分析をしてもらい、それから、自分はどうしたら良いのかをよく考えることの方が大切ではないでしょうか。

「我々の幸福の90%は、健康に依存している。」(アルトゥール・ショーペンハウアー)

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