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真冬の朝の夢①

寒くなると、夢を見る日が増える。
特に明け方の、気温がぐっと下がった時に夢を見がちだ。
それは、気温が下がりからだが冷えることによって、体の表面を覆う皮膚や体毛、鼻や呼吸をつかさどる「五臓」の「肺」が、温かい時に比べて消耗してしまうからだと東洋医学では考える。
幼い時ほどそれらの働きは顕著であり、全身センサー状態とも言える幼い子供は、空気を読むことが既に備わっている。
成長が進むにつれ、「陽」の気の塊である子供たちは、元気に体を動かし、体の中に溢れる「陽」の気を発散してバランスをとっていく。
そうして、少しずつ鈍感になっていく。
「元気」であるということは「鈍感」であると教えてくださったのは、私の師事する井上系経絡治療の先生であった。
寒い地域で生まれ育ったからなのか、それとも家庭の環境からそうなったのか、幼い頃から非常に手足の冷たい子供だった私は、「ばあちゃん」という人格を失ってしまうまでの曽祖母と毎晩一緒に床についていた。
冷たくなっている私の手足を、曽祖母の細くて温かい体が温めてくれていた。
寒い日の夜、寝具の中でふと思い出した。
個人的見解だが、腰痛もちの方は、湯たんぽをお腹に抱いて眠ると良い。

この時期、就寝時のレッグウォーマー着用もおすすめだ。

眠りが深くなったというご感想もいただいた。

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