冷えは老化をすすめます。寿命、縮みます。
死亡か?!車椅子生活か?!と、事故の目撃者の方々は思ったというが、
奇跡的に、外傷も殆ど無く、気が抜けた病院サイドによりその日のうちに帰宅するように言われたほどだ。
外傷はなくとも、大きな衝撃を受けたのだから、必ず後遺症はでてくる。
目に見えないだけにやっかいなのだ。
最近、突然死が多いとよく耳にする。
「あんなに元気だったのに。」口を揃えて周囲の人間は言う。
そんなことは無い。
必ずサインはあったはずだ。
みたまんま、そのまんまをみるからわからないのだ。
さて、うちの父だが、気温が一気に下がり痛みを訴えだした。
夜に痛みだし、苦痛のために顔を歪める。
つらそうで正直みてはいられない。しかし、「痛いよね、痛いよね、大丈夫?」と同情しても何一つ救われやしない。
「痛い」と言い、苦痛に顔を歪める毎に、私は冷静にならなければならない。
鍼をして、お灸をすえて、お湯を飲んでもらう。
私が近くにいればやってあげられるが、いつもそういうわけにもいかない。
とにかく冷やさない。外側だけでなく、内側も。
人間の生きる過程は、陽から陰への移行といえる。それは「あたたかく」「やわらかい」ものが「冷たく」「かたく」なっていくことでもある。
人は「死」に向かって生きる。「死」があるから「生」がある。
そういえば「養生」という言葉は、「天から与えられた生(寿命)を全うする」ことだという。
全うできる人間は、どれくらいいるのだろう?