八幡様と800年
復興支援のプロジェクトに取組みはじめてから、当然の事ながら神社が気になる。
出張先でも、鳥居や神社の看板が目に入れば、とりあえずお詣りに行ってしまう。
高千穂神社と上野神社、岩戸坂・弁財天と下野の八幡様。
とにかく立派な樹に圧倒される。
ふらっと立ち寄った八幡様でワンちゃん連れの御夫婦にお会いした。
下野出身で熊本在住。震災では死ぬ目にあって、マンションは半壊。
地元に戻る度にこの神社に来ては、
自分達は連綿と続く御先祖様達の子作りのおかげで存在出来ているのだと思うのだそうだ。
現在あるものを活かして復興支援に繋がる経済活動を興したいと考えたいと思った時、九州の豊かな自然と沢山神社が頭に浮かんだ。
当然の事ながら、樹は長い年月を経ない事には大樹とはなれない。
高千穂町上野に佇む八幡様は、800年前にこの地にお見えになられたらしい。
それと共に育ってきた周りの樹々。
樹を植えた人々は、どんな未来を思い描いていたのだろうか。