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その3 私の鍼灸初体験

私自身が、鍼灸を体験したのは。高校生の時。

自衛隊を受験するにあたり、視力の低かった私は、当時隊員だった方に紹介していただいた鍼灸院へ通った。

ヒゲもじゃで、不潔感のあるおじさんだった。

効果があったかどうかはわからない。

その次は、20代後半に、別府のリゾートホテルでメイドさんをしていて、体調を崩し、紹介していただいた治療院。

痛いところを責める治療の後、ひたすら眠らせてくれたのと、温泉があった事。それから御稲荷さんが祀ってあったのが印象的だった。院長のメイクと、もの凄い褒め言葉も印象的だった。

身体も楽になったが、気持ちも楽になったのを覚えている。

その後、数度御世話になった。私の事情を簡略的に知った院長は、

「鍼灸やるんだったら、別府駅の側の安部先生のところか、首藤傳明先生の所へ行きなさい。私の名前出していいから。この業界は、かわいがって貰う事が一番よ。」

と仰って下さった。ありがたいと思いつつも「?」な状態。

 

 

 

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