ことばをおさめる①
正直、話す事はあまり得意ではない。
だけど、私のまわりの、ことばを大切にしている人達をみていると、私も、ことばを大切にしたいと思うし、そういう方々がふえたらいいなと思うようになった。
そういえば、宮城谷昌光・著『子産』によると、修辞という手法(?)は子産という方が作り出したらしい。
古い中国の文化レベルの高さを改めて思う。
以下、とても御世話になっている、とある会のレジュメの一部を、勝手に少しだけシェア。(駄目だったらすぐ消去します。)
【辞(ことば)は、意思を疎通する
他者に見えないばかりか自己にもはっきりしない心の内を外に表現し、またそれ以上に分からない他者を理解するための道具の一つである。
私たちは不断にかつ巧みに辞を用いて思惟や感情を叙述し、また情景や事象を描写している。
こうして一瞬間の心の変化を辞によって切り取ることで、ようやく心中を自己の心中として認識し、わずかに他人と共有できているともいえよう。
まさに「辞、所以通情也(辞は、情を通じる所以)」である。】