まっさらであること。
久しぶりにお見えになったお客様。
かわいいお連れ様は、いつの間にやら、歩く事も、自分で食べ物を食べる事もできる様になっていた。
色々な物を投げるらしく、結構な被害を被った時もあるとのこと。
ただ、ボールを投げ合っているのを見ていて真似をするようになったのだとも。
うーむ…これは難しい。
投げてよい物と、悪いものをどうやって判断させたらよいのだろうか?
世の中に出てきて、なんにも知らないまっさらな状態である。
私たちは、生まれてから成長する過程において、自分の周囲の環境から情報を吸収し、いつしかそれらを、あたかも知っていたかのように自分のものとして使用している。
いつの間にか身についた「当たり前」の事。
それらについて改めて説明を求められたり、また、それらを知らない人に1から教えてくれと言われると、非常に戸惑うものだ。
さて、投げて良いものと悪いもの、やって良い事と悪い事、言って良い事と悪い事…etc…どうやって教えていくのだろう。
そういえば、どうやって教えられてきたのだろう。